2024/09/15
CRCと臨床試験のあり方を考える会議にて、高校生主導の市民公開講座の支援をおこないました。
シンポジウム1「高校生企画 市民公開講座」
生徒・学生との社会共創を「希少・難治性疾患」の観点から考える
~しあわせへの想像・創造・相造(思いを巡らせ 新たに考え 共につくる)~
座長:大沼さくら(山形県立酒田西高等学校 RDD in 酒田西高実行委員会)
概要
本市民公開講座は、高校生が自ら企画し、大人がサポートする形で展開される市民公開講座です。ここでは、製薬や治験に関わるCRC(Clinical Research Coordinator 治験コーディネーター)の全国会議で、生徒・学生を含めた社会が一体になって「安心でしあわせなくらし」に向かうにはどうしたらいいのかを、いろいろな社会課題と向き合っているパネリストとともに考えます。会社でいわゆる難病になったらどうなるか考えることを入口にして、フロアを含めた参加者全員で「社会共創」を考えます。
私達(酒田西高校生)は、希少・難治性疾患(Rare Disease:RD)に関わり続けているうちに、多様な社会課題を自分ゴトとして捉えることの重要性に気付きました。しかし気付くだけではなく、自分の価値観とは異なるいろいろなことに「思いを巡らせ(想像)」、解決法が分からないことについてどうしたらいいか「新たに考え(創造)」、ひとりでなく大人も子どもも関係なく考えたことを実現するため「共につくる(相造)」ことが必要だと強く感じています。医療は患者と医療者だけのものではなく、患者を取り巻くすべての人のもの。すべての社会課題をすべての人が「自分ゴト」として捉え行動することこそが「社会共創」なのではないでしょうか。
RDになっても安心できる社会とは何なのか、私たちと共に思いを巡らせてみませんか?そして、来場者全員で「しあわせへの想像・創造・相造」をしましょう。
RDD in 酒田西高実行委員会活動紹介、本イベントの目的と背景の説明
演者:齋藤悠奈(山形県立酒田西高等学校 RDD in 酒田西高実行委員会)
企業内RD環境を考える活動
演者:土門知生(山形県立酒田西高等学校 RDD in 酒田西高実行委員会)
RDD明星とその活動を通して生まれたつながり
演者:古賀諒一(RDD大阪明星実行委員会)
公益の視点から考える企業内RDについて
演者:相馬壮(東北公益文科大学大学院)
希少・難治性疾患に関するマンダラワークショップ
演者:藤井信二(山形県立酒田西高等学校 RDD in 酒田西高実行委員会)
企業内がん経験者コミュニティーの活動と意義について(仮)
演者:村本高史(サッポロビール株式会社人事総務部)
わたしたちと臨床試験・医療
演者:佐々木由紀(北海道大学病院 臨床研究開発センター)
オーガナイザー:小村悠(国立がん研究センター東病院)
第24回 CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2024 in Sapporo
https://ctpf.or.jp/crc2024/