STEPとは
▶
Learning
▶
Bone
▶
Kidney
×
STEPとは
▶
Learning
▶
Bone
▶
Kidney
非典型溶血性尿毒症症候群
英語名:aHUS(atypical Hemolytic Uremic Syndrome)
疾患の概要
非典型溶血性尿毒症症候群は、血小板減少、溶血性貧血、急性腎不全を特徴とする稀な疾患です。補体という免疫システムの異常活性化が原因で起こります。典型的なHUSとは異なり、下痢などの前駆症状がないことが多く、遺伝的要因が関与することもあります。感染症や外科手術、分娩が発症のきっかけになることがあります。症状は顔色不良、疲れやすさ、尿量減少、むくみなどです。診断には血液検査で溶血所見、血小板減少、腎機能悪化を確認し、補体系の検査も重要です。治療は血漿交換療法や補体阻害薬が有効です。早期診断・治療により予後は大幅に改善されました。長期的な補体阻害薬投与が必要な場合があります。
執筆者:
澤井俊宏(滋賀医科大学IR室・小児科)
難病情報センター
非典型溶血性尿毒症症候群 (aHUS)(指定難病109)
小児慢性特定疾病情報センター
非典型溶血性尿毒症症候群 (aHUS)
ガイドライン
非典型溶血性尿毒症症候群 (aHUS) 診療ガイド 2023
研究班
血液凝固異常症等に関する研究班
関連学会の情報
日本腎臓学会
[学術集会]
第68回日本腎臓学会学術総会
日本小児腎臓学会
[学術集会]
第60回日本小児腎臓病学会学術集会
日本透析医学会
[学術集会]
第70回日本透析医学会学術集会・総会
腹膜透析医学会
[学術集会]
第31回日本腹膜透析医学会学術集会・総会
日本血液学会
[学術集会]
第87回日本血液学会学術集会
治験の情報
補体阻害剤による治療歴のない成人 aHUS 患者を対象としてLNP023 の 1 日 2 回経口投与時の有効性及び安全性を評価する多施設共同,単群,非盲検,臨床試験
aHUS患者を対象として抗C5抗体薬からiptacopanによる治療に切り替えた場合の有効性及び安全性を評価する多施設共同,単群,非盲検試験
企業による疾患解説情報
Medical Note 非典型溶血性尿毒症症候群
専門医監修のもと非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の原因、症状、治療や症状について幅広く知ることができます。
アレクシオンファーマ合同会社 非典型溶血性尿毒症症候群(aHUSについて)
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)と診断されたかたむけに、症状や病気との付き合い方についてまとめている冊子です。
アレクシオンファーマ合同会社 非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)情報サイト
医療関係者向けと患者・一般向けにそれぞれ非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の情報がまとまったサイトです。
ユビー 非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)
専門医監修のもと、Q&A方式で非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の解説を見ることができます。
最終更新日:2025年7月29日